片輪だけブレーキダストで汚れる原因とは
左右同じようにブレーキシステムがあるのに片方だけ違う事、ブレーキダスト汚れの差だったり、片側だけブレーキノイズが大きかったり。
そのような差を感じたら間違いなくトラブルはあります。
結論から言うと、油圧でピンを押してブレーキシューをディスクに押し当てるのですが、そのピンが固着していました。
また、ブレーキシステムに影響があるような兆候もない・・・なぜ?
このようなときは、車の使用方法を振り返ってみましょう。単独で乗ることが多いのか?いつも家族や誰かを載せて走っているかを振り返ってください。
単独(一人)で運転することが多く、右前輪(日本の場合右ハンドル)のブレーキダスト汚れがひどいなら、
運転席側に常に荷重(体重)がかかっているため、ブレーキの負担も増えます。つまり右側が左側より強く摩耗するわけです。なのでホイルも汚れる。当然ですね。
なので特に気にすることは無いです。
今回のケースは基本一人で乗る事はまれで、いつも家族を載せているため、上記の単独で運転して右側が汚れるというのはあまり当てはまりません。なので整備してもらいました。
前兆はあったか?!その場合の体験
ブレーキダストが飛び散ってます。さらにキャリパーが汚い。湿っている感じ
この車は中古で買いました。
前兆はそういえばですが、たまにABSのランプが消えなくなることも有ったり。一番の前兆は右側だけが異常にブレーキダストの付着が目立つこと。
左側はキレイなまま。なので明らかに汚れている右側にトラブルを抱えていると判断、修理に出しました。
こちら左側。ブレーキダストの汚れがほぼありません。しかもキャリパーもキレイ
ホイール全体にブレーキダストが・・・汚いです。左右両方だと気が付かないのですが、片方だけだと明らかにトラブルってわかりますね。良かったです。
修理内容
- ブレーキキャリパーのオーバーホール(左右)
- ディスクブレーキピストン交換
- ディスクブレーキフィッティングキット交換
- ディスクブレーキシールキット交換
- ブレーキフルード交換
家族を載せているためブレーキは見てもらって越したことはないでしょう。
結果ピストンの固着。
今回右側だけの症状でしたが、フィッティングキットやシールキットは左右セットのため、左右オーバーホールとして交換してあります。
つまり症状のない左側も安心ってことです。
掛かった金額として、パーツ代1万円ほど。技術料2万円ほど。3万弱でした。
6年前にもブレーキトラブルで修理
この車はすでに9万キロ走行した車であり、前のオーナーは長野県のオーナー。雪国なので融雪剤の影響は当然と思います。
融雪剤は塩などを使っているため、塩害として錆びる要因です。ブレーキももろに影響を受けます。
その結果ハンドルがぶれた経験もあり、修理しました。この時はブレーキしながらアクセルを開けているようなもので、当然ブルブル違和感がありました。
前回は前兆というより、ハンドルが思い切りブルブルしてブレーキを引きずってました。トラブル場所は同じところ。
今回は右側のブレーキキャリパーに異常があり、前回も同じく右側。
前回の修理内容として、右側のブレーキキャリパーを中古品に交換しました。その交換した中古品が、今回6年経って悪さをしていたということです。
左側のキャリパーは新車時から問題なく動いていました・・・・なぜ右側だけなんだ・・・前のオーナーは一人運転が多かったのかもしれません。
もしくは、交換した中古品がトラブルを抱えていたのかもしれませんが、わかりません。
こちら左側のディスク。走行時にディスクにブレーキシューの接触が極めて少ないため、汚れていない。これが通常のgood状態